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◆海外の大学入学の実際
留学生として、諸国の大学に進学できる条件は、各国の教育省(文部省)や受け入れ先となる大学でその基準が細かく定められています。
アメリカ、カナダ(一部の州を除く)の4年制一般教養及専攻型大学へ入学する場合と、英国連邦諸国の3年制(一部4年制)の専攻専修型大学には、いくつかの進学条件相違点があります。しかし、何れの国の大学に出願する場合も、高校の修了資格(大検でも可)が最低の条件となっています。
アメリカ、カナダの大学で、大学学士課程へ入学後に一般教養 Liberal Arts (General
Subjects)を一定単位数まで履修しないといけない規定が定められています。これらの国の大学へは日本の高校を卒業していれば、短大・4年制大学とも出願ができます。英語力資格は通常、TOEFL(IELTSでも可能な大学有り)が要求されます。近年アメリカの一部の大学では、留学生にも本国生徒同様にSATスコアの提出を課せるところがあります。同時に、出願者が保有する高校・大学の成績査定の厳格化が進み、アメリカ国内の国際成績評価基準協会に一旦成績表を提出して審査評価書の添付提出を求められる場合があります。
アメリカ、カナダの大学コースでは、各国の2年制大学(短大) Community College から4年制大学へ編入することが可能です。留学生の短大入学は、4年制大学への入学に比較して容易で、TOEFLスコアも4年制大学ほど高いレベルを要求されません。また、英語レベルが大学の定める基準に満たない生徒は、付属のESL(英語コース)から大学正規課程への進学をスタートすることができます。
これに対して、英国連邦圏国にある大学は、高校卒業から直接大学の本科に進学ができる可能性は低く、通常大学基礎科と呼ばれるFoundation Course
からのスタートとなります。日本の大学2年修了者でも、この基礎科からのスタートとなる場合が少なくないことを付け加えておきます。近年は、この基礎科に入学する為にも、TIER-4という英国政府の入国規定から、相当の英語力を求められるようになりました。この留学生の英語基準となる資格は、
IELTS(大学によってはTOEFLでも可)が要求されています。このスコアが低い場合は、最初は Foundation Course 付属の英語コースからのスタートとなります。オーストラリアでは、TAFEと呼ばれる州立短大(主に職業資格養成型カレッジ)が多くあり、ここの一部のコースで学位を取得することも可能です。さらに、このTAFEのコースからスタートして4年制大学へ編入することも可能です。ニュージーランドの短大は
Polytechnic College と呼ばれ、オーストラリアのTAFE同様、ここからスタートして大学へ編入することも可能です。留学生で、英語が基準に満たない生徒は、これらのカレッジ併設のESOLと呼ばれる英語エクステンションからスタートすることになります。
◆通常の大学出願は総合審査による合否が決められます
申込者の学力が出願条件を満たし、英語力(TOEFL・IELTSなど)が大学規定レベルに達した申込者の場合は、大学入学審査部
Admission Office に直接出願をします。出願先大学のレベルが高い場合は、進学を希望する生徒が集中するために相当の受験競争があるのは日本と同様です。この審査は、成績評価(GPA)、英語力、さらにアメリカ大学出願の場合 Statement
Essay と呼ばれる出願趣意書とSAT、大学院の場合はGRE、GMAT、イギリス大学出願の場合は Personal
Statemant、 Stduy Plan と Reference、大学院の場合は加えて推薦状とGRE、GMAT
が必要になりますので、相当前から慎重に出願準備をする必要があります。
合格者には、アメリカの場合は大学学部の I-20、イギリスの場合は大学発行の
CAS(Acceptant Letter)、オーストラリア・ニュージーランドの場合は Formal Certificate
of Offer が発行されます。
◆条件付き入学制度
大学条件付入学許可書(条件付合格証)とは、申し込み者の学力が、出願先の入学条件を満たしているのに、英語力(TOEFL-IELTSスコア)が不足している場合に、出願先大学の指定する大学エクステンション語学センターや、英語学校のESL(英語プログラム)を受講して、出願先大学のTOEFLスコアを将来克服することを条件に発行される入学許可のシステムです。大学入学がこの条件の下で保証されているので、英語力をクリアする目標が定められて、早期に現地に渡航できるメリットがあります。
University Placement Service (UPS)と呼ばれるアメリカ大学条件付き合格制度が有名で、これを利用する生徒も数多くいます。イギリス、オーストラリア、ニュージランドでも同様の進学制度があります。
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